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とれさランドグリーン近江 安全安心の大地づくり

大中の湖における発生予察の進め方

1、目 的

病害虫防除の基本は"発生しにくい環境づくり" にある。しかし、天候などの条件によっては、薬剤による病害虫防除が必要となってくる。近年環境こだわり農産物の作付けの増加に伴い薬剤防除を行わない品種が増えてきた。原則として、"作物に重大な被害が予測される場合、必要最小限の防除を行う" と考えられる。そこで、各地域の病害虫の発生状況を把握し、防除対策を樹立すると共に、将来へ向けての基礎的データの収集のために調査を実施する。

2、主 体

大中の湖病害虫防除協議会

3、調査の実施


① 調査対象病害虫と調査時期
病害虫名 基準調査時期(基準日 ± 2日)
6月下旬 7月中旬 7月下旬 8月上旬
葉いもち病  
穂いもち病      
紋枯病  
カメムシ類      
ニカメイガ    
カメムシ類(畦畔)    
② 調査地点

調査地点は、データの積み重ねや年次差の比較のためできるだけ一定することが望ましい。

③ 調査方法

葉いもち : 1地点5筆、畦畔から1~2m入った連続した25株の発生程度を調査
穂いもち : 1地点5筆、畦畔から1~2m入った連続した25株の発生程度を調査
紋枯病 : 1地点5筆、畦畔から1~2m入った連続した25株の発生程度を調査(7月  日、 日は発病株数のみ)
ニカメイガ : 1地点5筆、畦畔から1~2m入った連続した25株の被害株数を調査
カメムシ類 : 1地点1~5カ所、50回すくい取り、主要3種類のカメムシの合計頭数

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