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今月の特集 (2019年11月)      

みんなで楽しく朝ご飯を食べよう

朝食を毎日しっかり 食べていますか?

 忙しい朝、ついつい食事が後回しになり、お菓子を食べて済ませてしまったり、時にはまったく食べなかったりしていませんか?調査によると20代から30代の男性は30%もの人が朝食を食べていないそうです。
 人間の体は1日3回の食事をすることでリズムをつくっています。食事の理想は、おなかがすいたときに食べたい物を食べたい量だけ食べるのではなく、毎日決まった時間に、栄養も量もバランスを取って食べるということです。
 その中でも、朝食はとても重要です。人間は太陽の光を浴び、朝食を食べて体の代謝を高め、体温が上がることで目覚めることができます。また、朝食を食べないと他の食事摂取量が上がり、太りやすくなるともいわれています。他にも、朝食を食べないと集中力が低下することも分かっており、朝食を食べる子どもと食べない子どもとでは、ペーパーテストの成績に差が出るという調査結果もあります。

朝食が 大切な理由とは?

 なぜそこまで朝食は大切なのでしょうか。人間の体をコントロールしているのは脳です。脳は他の臓器とは違い、糖質であるグルコースのみをエネルギーとして利用して機能しています。糖質は食後約4時間でほぼ吸収されます。その後、長時間食事をせず、糖質が不足すると、今度は肝臓が一時的に蓄えている糖分からグルコースを作り出し、脳へ送ります。しかし肝臓が貯蔵できる糖質はわずか半日分ほど。そのため、朝食を食べずに、夕食から次の日の昼食まで長い時間が空くと、夕食からの糖質と、肝臓に蓄えられていた糖質を合わせても、脳へエネルギーを補給し続けることができなくなります。
 その結果、血糖値が低下し、脳の働きが悪くなってしまうのです。特に育ち盛りで脳の働きが盛んな子どもたちにとって、朝食から取るエネルギーがいかに重要であるかが分かります。夕食が遅くなってしまった場合は無理せず軽く済ませ、翌朝にしっかり食べることを優先してほしいと思います。

忙しくても 家族で食べる習慣を

 では、家族そろって朝食を食べていますか?
 それぞれの生活リズムがあり、気が付いたらいつもバラバラに食べているという方も多いのではないでしょうか。調査によると、家族と一緒に食事をすることがほとんどないと答えた方は、夕食では4.3%だったのに対し、朝食では20.2%ととても多くなっています。※2
 家族がバラバラに食事をすると、独りぼっちで食事をする孤食、それぞれが違う物を食べる個食が増えてしまいます。孤食や個食が増えると、好きな食べ物ばかり取るようになり、栄養の偏りが出てしまいます。また、子どもには食べさせているけれど、親は忙しくて食べないという話も聞きますが、母親が朝食を食べないと、将来子どもも朝食を食べなくなる傾向があることが分かっています。
 家族そろって同じ物を食べるということは一番大切な食育です。子どもはみんなで同じ物を食べることで、食事とは好きな食べ物を取ることではなく、出された物をありがたくいただくこと、と理解します。そこから協調性を学び、食事のマナーも学びます。大人が苦手な物を食べる姿を見て、子どもも一口食べてみる。そうやって味に慣れて、好き嫌いも少しずつ減っていきます。そして何より、みんなで食べることで、食事が楽しくなり食べることが好きになります。
 食事の時間は家族のコミュニケーションの時間です。1日ほんの30分でも食卓を囲むことで、1週間で3時間半、1カ月で15時間もの時間を共に過ごすことになります。朝、家族で顔を合わせる時間ができることで、悩みや喜びなど、日々の変化を見逃さずに過ごすきっかけにもなるのではないでしょうか。
 それぞれが忙しい毎日ですが、家族が生き生きと生活していくために、そして子どもの成長のために、ぜひ、家族そろっての朝食の時間を大切にしていただければと思います。







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