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お役立ち情報コラム

今月の特集 (2018年9月)      


農業者のためのリスクマネジメント ~もしもの時の備え大丈夫?~

農業にはさまざまな危険、すなわちリスクが潜んでいます。

JA共済の「農業リスク診断活動」を利用して、農業に関するリスクを確認してみましょう。

 リスクを知ろう~

 自然災害、病害虫、価格変動など農業特有のリスクはよく知られているところ。しかし、それ以外にもさまざまなリスクが潜んでいます。
 例えば現在、国の方針で進められている農家の大規模化や法人化、そしてこれに伴う6次産業化などにより、従業員の雇用や出荷した農産物・加工品の回収など新たなリスクも増え、多様化しています。日本の農業を取り巻く環境は大きな転換期を迎えているといえるでしょう。
 こうしたリスクを回避し、その影響を最小限に抑えるため、発生し得るリスクをしっかりと認識し対策を講じることはとても重要です。小さなトラブルでも、対応が甘かったばかりに結果として経営上の重大な損失を招いたり、農作業の労働力不足につながったりする恐れもあります。

 リスクを整理しよう~

 農業を取り巻くリスクについては、事故の「発生頻度」と「損害の大きさ」で整理してみましょう。
 リスクが農業に与える影響を考慮して対策を立てることが大切です。事故の発生が多いリスクは優先的に事故を削減する対策を検討しましょう。事故の発生が少なく、損害が大きいリスクは保障(共済や保険)を上手に活用したいものです。



■業務の見直し・・・・・・・・・・作業方法や手順の見直し、作業施設の安全対策など、業務の見直しにより事故の削減を目指しま
            しょう。

■リスクの軽減・回避・・・・高収益が見込める業務であっても、経営が圧迫されるリスクは排除し、安定的な経営を目指しま            しょう。
■未然防止・・・・・・・・・・・・・・計画的な資金対策や作業従事者への注意喚起により未然防止に努めましょう。共済・保険による            対策も可能です。
■リスクへの備え・・・・・・・・経営への多大な影響が想定される大規模事故については、共済・保険を活用し、安定的な経営を            目指しましょう。

 

農業に潜むさまざまなリスク


~農業を営む上で発生するリスク~


1)農作業中のけが

 ●草刈りの作業中に、刈払機に触れ、負傷した。

 ●農業機械を操作中に指を挟み切断した。

 2)自動車事故

 ●トラクターが横転し、損壊するとともに、自身も負傷した。

 ●トラクターを圃(ほ)場に置いていたところ、盗難に遭った。

 ●出荷途中に対人・対物事故を起こし、相手方から賠償金を請求された。

 3)農業用施設の損壊

 ●火災により農業用施設が全焼した。

 ●集中豪雨により近くの河川が氾濫し、農業用施設が水没した。

 4)第三者への賠償

[農作業・農業用施設

 ●散布していた農薬が隣接農地に飛散し、出荷できなくなった。

 ●直売所の看板が落下し、来店したお客さまがけがをした。

[出荷した農産物]

 ●出荷した農産物が原因で食中毒が発生した。

 ●出荷した農産物に異物が混入しており、消費者がけがをした。

[借用した農機具など]

 ●農作業中に、借用農機具の操作方法を誤って農機具を損壊させた。

 ●他人から借用した農機具を納屋に保管中、火災で焼失した。

 5)出荷した農産物の回収

 ●出荷した農産物から基準以上の残留農薬が検出され、行政庁の命令により、全て回収することになった。

 ●出荷した農産物に異物が混入しており、消費者がけがをしたため、行政庁の命令により、全て回収した。

 6)貸し倒れ

 ●農産物の販売先が倒産したため、売掛金が回収できなくなった。




~日常に潜むリスク~

7)ご自身が万一の場合

 ●ご自身が万一の際に、遺族の生活資金が不足した。

 ●ご自身が万一の際に、金融機関への借入金の返済が困難となった。

 8)現金盗難

 ●空き巣に入られ、金庫の現金が盗難に遭った。

 9)顧客情報漏えい

 ●パソコンがコンピューターウイルスに感染したため、管理していた顧客情報が漏えいした。

 ●車上荒らしに遭い、車内に置かれたままになっていた顧客名簿が盗まれた。

 

 安心して農業に専念するためにも、リスクを知り、備え、対策がどの程度できているかを確認しましょう。JA共済では、「農業リスク診断活動」を通じて、組合員の皆さまの農業に関するリスク診断を行っています。