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お役立ち情報コラム

今月の農業(2020年7月)

米

「みずかがみ」・「コシヒカリ」連続特A格付けををめざす

品質と食味を両立させる穂肥の極意

 穂肥は、「みずかがみ」「キヌヒカリ」「日本晴」など倒れにくい品種では出穂25日前に一括して施用します。
 「コシヒカリ」「秋の詩」「滋賀羽二重糯」など倒れやすい品種では、出穂の18日前と10日前頃に2回に分けて施用します。
 品種ごとの施肥量や施肥時期の目安は別表をご確認ください。
 穂肥は、穂に着く籾数を多くし、籾の充実をよくするための栄養を補給するための肥料です。穂肥の施用量が多過ぎたり、施用時期が遅れると、玄米中のタンパク含量が増えて食味が悪くなります。また、穂肥の時期が早すぎると倒伏して米の品質が悪くなります。逆に、穂肥の量を減らしすぎると、米粒の充実が悪くなり、白未熟粒が増加するなど、玄米の見栄えが著しく悪くなり、食味も劣ります。
 品種や田植時期、圃場の肥沃具合、葉色や幼穂などの生育状況に応じて、適期に適正な量を施用しましょう。
 なお、玄米タンパク含量が高くなると食味評価が悪くなりますが、玄米タンパク含量が高くなる原因は、出穂期前後から後の水不足や極度な早刈り、刈り遅れなども影響します。出穂期前後3週間は湛水状態または十分な水分補給を続けてください。また、穂揃い期以降に肥料をやるとタンパク含量が増えるので避けてください。

水管理

 中干し終了後は、出穂後3週間まで湛水状態を保ちます。これは、稲に水分を補給し、田面の温度上昇を防ぐとともに、カドミウムの吸収を防ぐためにも有効です。各地域の水利施設の送水計画にしたがって入水しましょう。
 特に、出穂、開花期前後は、「花水」とも言われ、稲の一生で水をもっとも多く必要とする時期です。また、この時期は、圃場が乾燥しやすいので水を絶やすことのないように、特に注意してください。
 湛水期間終了後は、なるべく遅い時期まで間断かんがいを行い、収穫直前まで土壌水分を保つことが良質米づくりの基本です。出穂後の早い時期に田面を乾燥させると稲が「枯れ熟れ」状態となり、胴割米や心白・腹白・未熟粒の発生など、米の品質不良・減収の原因となります。また玄米タンパク含量にも影響します。土が白く乾くようなときは管理溝に水を流して、水分を十分補給してください。

病害虫防除のポイント

 病害虫防除の基本は、病害虫や雑草が発生しにくい生産条件をつくることです。農薬散布による防除は、各地の病害虫防除協議会の発生予察結果を参考に発生状況に応じて省農薬で効果的な防除に努めましょう。薬剤を散布するときは、農薬ラベルの記載事項をよく読んで適正に使用しましょう。

斑点米カメムシ類

 斑点米カメムシ類は畦畔等の雑草地で増殖することから、出穂期前2~3週間と出穂期の2回連続で畦畔の草刈を行うことで、カメムシ類の生息密度を下げることができ被害を少なくすることができます。
 また、薬剤による防除については、一般的に大型のカメムシは乳熟期に、小型のカメムシは穂揃い期の防除が効果的です。

二カメイガ

●耕種的防除
①冬期までに耕起を行い越冬源の稲わらをすき込む。
②極端な遅植えを避ける(第2世代による被害が増加する)。
③ケイ酸質肥料を十分に施用する。
●薬剤防除
 各地の病害虫防除協議会の発生予察結果に従って防除してください。

紋枯病

●極早生、早生品種では発生を見つけたら薬剤散布を行う。
●中生、晩生品種では出穂20日前に発病株率15%以上になれば薬剤散布を行う。
●高温多雨の年や、前年に発生が多かった圃場では注意が必要。
 「みずかがみ」では特にご注意を!!

強風・大雨対策

 台風のような集中豪雨や強風が梅雨時期頃に襲来することがありますが、穂ばらみ期~出穂期にかけては最も風害を受けやすい時期です。
 穂ばらみ期に強風にあたると幼穂の水分を急激に奪われ、白穂等の不稔粒の発生や籾殻の擦傷による褐変粒などの被害が発生します。強風が予想されるときはできるだけ深水湛水を行い、倒伏予防と脱水防止を図ります。
 大雨が続きそうなときは、排水路の補修点検や畦畔の補強を行うとともに、万一、冠水した場合は、一刻も早く排水に努めることが重要です。

 令和2年農薬危害防止運動 令和2年7月1日~9月30日
 農薬の使用にあたっては、散布作業時の農作業安全に留意するとともに、安全安心な農産物の生産を第一に、周辺環境への危害防止にも十分配慮してください。 農薬ラベルや農薬袋には、作物別の対象病害虫、使用時期、散布量(濃度)、使用回数などの注意事項が具体的に記載されていますのでよく読んで正しく使用してください。

異品種混入防止対策
 前年に異なる品種を栽培していた場合には異品種混入の恐れがあるので、出穂前後に圃場を見て回り、出穂時期や草丈の異なる品種を見つけたら早めに抜き取ってください。穂がかがみ始めると見分けにくくなるので早めに確認してください。  収穫時に圃場に落ちた種子は、翌年度発芽して裸地生えの原因となります。


大豆の播種は7月下旬までです…麦あとには大豆を播きましょう。

大豆は7月下旬まで播種できます。まだ、播種が終わってない圃場があれば、今からでもがんばって播きましょう。

1 排水対策

・大豆播種予定地には麦と同じくらい、圃場表面の排水対策を徹底してください。
・播種から開花期頃に湿害を受けた大豆は根が浅く、夏の干ばつにも弱くなります。特に、近年は集中的な大雨で播種後の圃場が一面に冠水することがあるので、よく乾く圃場でも排水溝は必須です(雨水が1日以上圃場表面にたまらないようにしてください)。
・耕起作業は、圃場がよく乾いたときを見計らって行いましょう。土の通気性や透水性をよくするにはプラウ耕が大変有効です。麦収穫後直ちにプラウで反転し、土の表面がよく乾いてから播種すると湿害および干ばつに強い大豆ができます。湿った土を何度も耕耘すると通気性や透水性が悪くなり根の発育が非常に悪くなるので、大豆の一生通じて悪影響がでます(必ず土の表面がよく乾いたときに播種してください)。

2 播種方法

播種適期
●ことゆたかA1号・ことゆたか・タマホマレ・オオツル :6月中旬~7月上旬
●フクユタカ:7月上旬~中旬
*播き遅れたときは早生品種を先に、晩生品種を後にしましょう。
*狭畦密播栽培は省力的ですが、麦跡栽培など、排水条件のよいところで、短期間に大面積に播種するときのみ実施してください(大雨のときに1日以内に排水できない場所や雑草対策が完全にできない場所での狭畦密播栽培は不適です)。
*粒そろいのよい大粒大豆の安定多収を求めるときは、従来の畦立て栽培が有効です。

3 中耕・培土

 1回目は大豆が発芽し雑草が生えるまでに畦間の土を耕し、大豆の株元に少し土を寄せます。2回目は、本葉2葉期(イメージ図参照)頃に初生葉(大豆種子の出芽時の双葉の次に出る葉)に土がかかるくらいまで畦間の土を寄せます。
 中耕は、雑草の発生を抑制し、根の発育をよくし根粒を活性化させる効果があるので必ず適期に行いましょう。なお、2回目の中耕は大豆の花が咲き始めるまでに完了してください。2回目の中耕が遅れると花芽が傷み減収します。

〈参考〉大豆新品種「ことゆたかA1号」の概要
〈育成地〉農水省次世代作物開発研究センター
〈系 譜〉「ことゆたか」×「ハヤヒカリ」
〈特 徴〉
①開花期は「ことゆたか」とほぼ同じ、成熟期は同等から3日程度遅い
②主茎長、最下着莢位置などの草姿は同等、倒伏や青立ちの発生程度は同等
③子実重は同等~多く、百粒重は同等~やや大きい
④外観品質は同等、子実成分の粗蛋白、粗脂肪および全糖の含有率はほぼ同等
⑤難裂莢性であり、自然乾燥状態では成熟期後50日でもほとんど裂莢しないため、コンバイン収穫時の自然脱粒、収穫時脱粒が少なく、収穫ロスは少ない
⑥実需者による豆腐、油揚げの加工適性の評価は「ことゆたか」と同等







 令和2年産水稲栽培ガイドライン ダウンロード用データ
  ・①令和2年産「みずかがみ」栽培申込書(23ページ)
  ・②令和2年産「みずかがみ」作付予定ほ場一覧(24ページ)
  ・③令和2年産「特別栽培米」作付予定ほ場一覧(25・26ページ)
  ・④令和2年産米の栽培記録(栽培管理日誌の控えとしてお使い下さい) 


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