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お役立ち情報コラム

ライフ(2019年10月)

健康百科 緑内障を早く見つける

 日本では、40歳以上の人の約20人に1人は緑内障があるとされており、中途失明の原因の第1位を占めています。失明を防ぐためにも、緑内障をできるだけ早く発見して、適切な治療を受けることが大切です。
 緑内障とは、眼圧が上昇し、そのため視神経を圧迫して視野欠損や視力障害を起こす病気なのですが、最近では、眼圧が高くないにもかかわらず、典型的な緑内障を起こす人が多いということが分かってきました。これを正常眼圧緑内障と呼んでいます。
 どうして眼圧が正常でも緑内障にかかるのかというと、はっきりした原因は分かっていませんが、高齢になるほど増えてくることから、年を取って視細胞が弱くなり、壊れやすくなっていることが考えられます。
 わが国では、正常眼圧緑内障が、緑内障全体の約7割を占めているといわれますが、最初のうちは、症状がほとんどないまま、ゆっくりと進行します。そのため、かなりの人が知らないうちに緑内障になっている心配があります。
 自覚症状が現れてくるのは、緑内障の中期になってからで、視神経が障害されて5~10年ほどたってからです。緑内障では、いったん起こった障害は良くなりませんので、視力障害など自覚症状が出る前に早く見つけて、進行をできるだけ食い止めることが必要です。
 そのためには眼圧検査だけでは不十分で、眼底検査や視野の検査が必要になります。40歳を過ぎたら、年に1回は眼科で検査を受けて、緑内障があるかどうか調べてもらうのが望ましいといえるでしょう。

佐久総合病院名誉院長 松島松翠

お米で健康 和食に欠かせないお米

 「和食」はユネスコ無形文化遺産に登録されましたが、忙しい日々を過ごしていると、毎日・毎食の食事がおろそかになってしまうこともあるのではないでしょうか。五穀豊穣や実りの季節を迎える秋に和食文化の保護・継承の大切さについて考えようと制定されたのが「和食の日」である11月24日(いい日本食の日)。あらためて、和食文化とはどのようなものか考えてみましょう。
 まず初めに、一汁三菜を基本とする食事スタイルです。和食は米飯を主食とし、汁・菜・漬物によって構成されます。味付けはだしのうま味をベースとし、しょうゆやみそ、酢などの伝統的な調味料を用いて作られます。このような形を取ることで、自然と理想的な栄養バランスになるといわれています。
 さらに日本には四季があり、海・山・里と豊かな自然が広がっています。各地で地域に根差した食材を利用する地産地消の文化。また年中行事などを行い、郷土料理が振る舞われます。このような料理で食卓を囲むことで地域や家族が育まれていくのです。
 食べる姿勢も大切で、同じアジア圏でも中国や韓国では箸以外に汁物などをいただくときはスプーンやれんげなどを主に使用しますが、日本は「箸」中心です。さらに自分用の箸や茶わんがありますが、一汁三菜と自分用に盛り付けられた料理をいただく日本独自のもので他国に少ないスタイルともいわれています。
 「単品食べ」「糖質オフ」など偏った食事や、コンビニや外食ばかりといった「バランスの取りにくい食事」など和食の良さを忘れていないでしょうか。いま一度、旬の食材に目を向け、ご飯中心に汁や漬物などバランス良く家族みんなで食べるなど、食べ方にも気を付け「食べ物をいただく」ことに感謝しましょう。

管理栄養士・雑穀料理家 柴田真希

お天気カレンダー お芋掘り

 秋の味覚の一つにサツマイモがあります。子どもの頃に芋掘りをしたことを思い出します。土の上に出ているつるをたどって土を掘り進め、つるを引っ張ると、まさに芋づる式に大きなサツマイモが出てきます。大きいサツマイモがいくつも付いているとうれしいですね。サツマイモの収穫は、霜が降りる直前、冬が始まる前に行うのが良いそうです。秋が深まってくる10月から11月上旬が旬です。
 サツマイモの主な栄養素としては、ビタミンCやビタミンEが豊富です。肌の健康に良い栄養素がたっぷりです。今年の7月から8月は、梅雨も早めに明けて日照時間が多くなりました。かなり日焼けをしてしまった人も多いかもしれません。サツマイモは日焼けしてしまった肌にも良い効果がありそうです。
 木枯らしが吹き、寒くなる日には、温かい焼き芋が恋しくなりますね。

気象予報士(株式会社ハレックス)●檜山靖洋


キッチン防災術 触らない調理の勧め

 食中毒予防の三原則はばい菌を「付けない」「増やさない」「殺す」です。十分な量の水で洗えないような状態では、私たちの手はばい菌が多くなりやすいのです。調理をするときもなるべく触らず、そして、食べるときも触らないように食べる工夫が必要です。
 料理をするときも食べるときも、ポリ(ポリエチレン)袋を使うと便利です。お薦めサイズは9号(15cm×25cm)と12号(23cm×34cm)です。こぶし一つ分の少量を混ぜるには小さい9号、両手で混ぜるには12号がいいのです。調理用には厚手の物を。薄過ぎると混ぜている途中で破れます。0.02mmは薄手、0.06mm以上が厚手です。9号と12号、それぞれ薄手と厚手を置いています。ポリ袋に入れて煮炊きをする場合は高密度ポリエチレンと呼ばれる袋を使います。低密度は耐熱温度が110度、高密度は150度なので、煮炊きに使いたい場合は注意してください。
 ホットケーキやカップケーキなども簡単に混ぜるだけで作れます。ホットケーキミックスでも作れますが、自家製で混ぜてもいいでしょう。
 基本のケーキの材料は次の通り。小さなカップケーキ約6個分です。薄力粉120g、ベーキングパウダー小さじ1(5g)、卵(Mサイズ)1個、砂糖80g、油(サラダ油など)50g、牛乳50g(または水50g)。
 作り方は、9号薄手のポリ袋に薄力粉、ベーキングパウダーを入れ、混ぜておきます。12号厚手のポリ袋に卵を割り入れ、砂糖を入れてよく混ぜ、油を入れてとろりとするまでよく混ぜ、そこに牛乳を入れて混ざったら、薄力粉を入れてよく混ぜて生地の出来上がり。カップに入れて180度のオーブンで15分焼くか、フライパンの場合は、くっつかないように油をひいてから焼きます。小さじ2程度のレモン汁や梅ジュースを入れると、ふっくらと焼き上がります。食べるとき、手袋代わりに使うときは薄手を使います。

災害危機管理アドバイザー●和田隆昌

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