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お役立ち情報コラム

ライフ(2018年10月)

健康百科 脳梗塞を防ぐ

 脳卒中に注意が必要なのは、冬だけではありません。夏にも起こることが多いのです。なかでも脳梗塞は脳の血管が詰まって起こる病気ですが、夏に詰まることが多いのです。  なぜ、夏に詰まりやすいのでしょうか。それはまず、脱水による体内の水分不足が挙げられます。気温が高いと汗をたくさんかきます。そのため体から水分が失われ、脱水状態になって血流が悪くなり、血栓ができやすくなるのです。  それに夏の脳梗塞は、夜間に多く発生します。これは、就寝中に脱水が起こりやすいことや、夜間は血圧が下がることと関係しています。  予防対策としては、まず脱水状態にならないように、小まめに水分を摂取することです。夏は食欲が落ちて食べ物からの水分も減りやすい傾向があります。さらにお年寄りは、脱水状態になっても喉の渇きを感じにくくなっています。従って定期的に水分を補給するようにした方が安全です。日本酒やビールなどアルコールは利尿作用があるため、脱水がひどくなります。寝る前に大量のお酒を飲むのは危険です。  夜間トイレに起きないようにするために、寝る前に水分を取るのを我慢する人がいますが、これはかえって危険です。睡眠中は汗をかく上に、水分が取れないために、脱水が促進します。夜間の脳梗塞発作を予防するには、寝る前にコップ一杯の水かお茶を飲むようにするのが良いでしょう。
 風邪などの感染症を起こすと、血液が固まりやすくなり、脳梗塞が起こりやすくなります。夏風邪を防ぐことも、脳梗塞を予防する対策の一つといえます。

佐久総合病院名誉院長 松島松翠

お米で健康 お弁当のバランスの取り方

 だんだんと涼しくなり、夏場は控えていたお弁当作りを再開する方もいらっしゃるのではないでしょうか。午後からの大切なエネルギー源となるのでしっかりとバランスを取りたいものです。今回はお弁当作りで注意したい点をご紹介します。
 まずはご飯とおかずの割合を6:4にすること。ついついおかずたっぷりにしがちですが、しっかりとご飯がないと腹持ちが悪くなってしまいます。ご飯は胚芽米や雑穀ご飯にして、質を良くすると、食物繊維やミネラル・ビタミンも補給され代謝も良くなります。また、お弁当の定番・梅干しを入れれば抗菌作用も加わり、さらにクエン酸で疲労回復の効果も期待できます。  しっかりとご飯を入れたら次はおかず。まずは主菜となる肉・魚・卵・豆製品がメインとなるおかずを用意しましょう。これらでタンパク質は補給され肌や髪、血液などが作られます。
 そして、野菜やきのこ、海藻、芋類のサブおかずを用意します。おかずはたくさん用意しなくてもよいですが主菜よりも副菜を多めに入れるとバランスを取りやすくなります。最後に気を付けたいのは色合いです。赤、緑、黄、白、黒(茶)の5色を満遍なく入れるようにしましょう。こうすることで栄養のバランスが自然と整いやすくなる他、お弁当のふたを開けたときに「おいしそう!」と感じます。消化はおいしそうと感じるところから始まります。唾液が分泌され、胃腸も受け入れる準備を始めることで消化吸収を促してくれるのです。
 ついつい「おにぎりだけ」や「肉がメイン」となると単色になりがちに。ミニトマトやゆでたブロッコリーは定番ですが簡単に野菜がプラスできるアイデアです。彩りも考慮して栄養満点のお弁当作りを心掛けてくださいね。

管理栄養士・雑穀料理家 柴田真希

お天気カレンダー 雲に乗れる?

 秋は空を観察するにはいい季節です。空が澄み渡り、空の高いところにうろこ雲やひつじ雲などが浮かび、空が高く見えます。空を見上げているとき、小さい子どもから「雲はどうして浮かんでいるの?」と質問されることはありませんか?
 雲の正体は、氷の粒や水の粒です。一つ一つの粒の大きさは、人間の髪の毛の太さの5分の1くらいしかありません。重さも軽く、また、雲のできるところには上昇気流もあります。このため雲の粒は落ちてこないのです。
 「雲に乗れる?」。誰もが一度は考える疑問、夢見ることですね。例えば厚さ100m、広さ1平方kmの雲があるとすると、人間の重さと同じくらいになるそうです。体を雲の粒くらいに、何兆個という数にバラバラに分けることができたら、雲に乗れるそうです。やはり雲に乗るのは夢の中の話のようです。


気象予報士(株式会社ハレックス)●檜山靖洋


万一に備えよう わが家の防災 家族でやっておく災害対策

 日本は地震大国であるだけでなく、気象災害においても大きなリスクを抱えており、今や毎年のように「記録的豪雨」による被害が各地で発生しています。ですから地震に加えて台風、豪雨などへの備えも、ひとごととせずに日本国民全員が意識して準備していなくてはなりません。地域で行っている防災訓練や避難訓練に参加すること、水や食料の備蓄をすることも重要なことなのですが、それぞれの家庭が意識して、被害に遭わないようにするにはどうしたらいいかを考えることこそが、本当の対策なのです。
 自分の住む自治体の発行する「ハザードマップ」を家族全員で見たことはありますでしょうか?避難場所や避難所の位置を確認するだけでなく、自宅周囲の危険度の高低を知ることは、危機が迫ったときに避難経路を決めるのに役立ちます。  
 自分の生活する場所にどのような危険があるのか、「いつ」「どのように」逃れるのかを事前に考えておく必要があります。津波、土砂災害、浸水、火災など地域によって最もリスクの高い災害に対して、避難経路や避難を決めるタイミングを家族全員で決めておきましょう。災害用伝言ダイヤル「171」などの連絡手段を確認したり、遠方の親族の電話番号を共有しておくことも災害時の連絡手段として有効です。
 これらに加えて、ご近所同士でお子さんやお年寄りのサポート方法を考えるなど、地域全体で弱者を守る地域コミュニティーをつくっておくことも、自分の不在時に、大切な家族の安全を図るためには、とても大切なことです。

災害危機管理アドバイザー●和田隆昌


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