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お役立ち情報コラム

今月の農業(2019年1月)





水稲

「一年の計は元旦にあり」
消費者(実需者)のニーズに応じた米づくりをすすめよう!

 近年の稲作をめぐる情勢は、地球温暖化などによる自然現象の急激な変化による米の品質や収量への影響、消費者の食生活の変化による米消費量の減少や「安全・安心・おいしさ」や「価格」への関心の高まりなど、需給の動向が大きく変化しつつあります。

 さらに、平成30年度より国による米の直接支払い交付金制度(反あたり7、500円)の廃止、国による米の生産数量目標の配分の廃止など、米をめぐる国の各種施策が撤廃され、さらにTPP(環太平洋連携協定)やTAG(日米物品貿易協定)について具体的な交渉内容が報道されるようになってきました。これらの報道内容が事実だとすれば、日本の農産物生産は、国際競争の波に直にさらされることが懸念されます。

 このような情勢のもとでの水田農業は、麦・大豆とともに、慢性的な生産過剰が続く主食用米から加工米・飼料米への転換や野菜・花・果樹などの園芸品目も含めて生産性の高い農業への転換が必須となります。これからの農業は、集落営農や法人化による規模拡大や労働や土地の生産性向上を図る方策など、農業の構造改革が一段と重要になってきます。

 一方、有機農業や地域ブランド農産物の加工・直売など、小規模ながらも付加価値の高い農業など、創意工夫を活かして収益を確保する経営手腕が求められます。

 また、米の需要が低迷している昨今、消費者と生産者双方の信頼のもと安定的に生産・供給できる体制づくりも求められています。

 当JAでは、このような環境変化や多様なニーズに対し、柔軟な対応ができる体制づくりに努めるとともに各生産者が相互扶助の認識をもって部会運営をすすめ、点(個人生産者)から面(地域)の活動を強化し産地力向上を図ります。また、安全でおいしい農産物の提供や消費者ニーズに即した農産物の安定供給をめざして、農家の皆様の経営改善に結びつくさまざまな取り組みをすすめています。

 各支店営農経済課や各地域担当のTACが、農家の皆様や営農組織の皆様の経営改善や生産技術のご相談に応じていますので気軽にお申しつけください。

 
◎生産工程を記録しよう
 当JAでは、消費者の食品安全上の関心が高まる中、県の環境こだわり農産物認証制度をもとに国の特別栽培米制度の認証を受けた「安全・安心な米づくり」をすすめています。

 「GAP」は聞きなれない言葉ですが、「農業生産工程管理」と呼ばれる手法で、残留農薬の問題や農作業事故防止、生産資材の無駄の防止など、事後に起こりうるさまざまなリスクを未然に防ぐという考え方です。

 2019年産米滋賀県版GAPチェックシートと栽培記録用紙が2019年産米用JAグリーン近江栽培ガイドライン・生産資材申込書の冊子に綴じこまれています。ぜひ、ご活用ください。

◎適地適作をすすめよう!!
 当JAは、琵琶湖から鈴鹿山脈まで広がる豊富な自然環境に対応して、地域の特色を最大限に活かした米づくりをすすめています。地域によって土壌条件や気象条件がかなり異なりますので地帯別・土壌別の特徴を整理しましたので、今年の作付け計画や施肥設計の参考にしてください。






◎ほ場の排水を再点検しよう
 麦は排水対策がなにより大切です。くれぐれも水はけに注意してください。麦は今から根が伸びていく時期です。ほ場をよく乾燥させ、地中深く根が張るようにすることがよい麦づくりの秘訣です。なお、1月中に土がパラパラに乾くようになれば、麦踏みや土入れを行うと丈夫な茎ができ、穂揃いもよくなるので、よく乾いたときに実行してください。ただし、土が湿った状態での麦踏み・土入れは逆効果ですから絶対行わないでください。

追肥の仕方は広報誌12月号をご覧ください。

 

 
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