トップページ > お役立ち情報コラム > 家庭菜園&家庭園芸

お役立ち情報コラム

家庭菜園&家庭園芸 (2020年8月)

私の食育日記  フライパンの種類

 小さな子どもがいると、外食は気を使うし大変。食事はほとんど家で食べます。大人と子どもの物を分けて作ることも多く、一日中食事作りに追われています。そんな忙しさは、わが家のフライパンたちも同じ。使っては洗われ、またすぐ使われるという日々なのですぐに劣化してしまいます。そこでフライパンについてあらためて見直してみました。
 フライパンは材質によって種類を分けることができます。今使っているのは最も一般的なアルミニウムの表面をフッ素加工したフライパンです。アルミニウムの特徴はとにかく軽いこと。鉄鍋の3分の1の重さです。さらに熱も伝わりやすくすぐに温まります。しかし、融点が低くじか火にはあまり適さず、表面もくっつきやすいので、何らかの素材でコーティングされている場合が多く、それが剥がれてしまうことで使いづらくなってしまいます。
 中華鍋などで多く使われているのは鉄です。鉄は融点が高く丈夫なので、じか火に強く、高温調理に向いています。炒め物は、鍋や材料が低い温度になってしまうと食材の水分が出てしまい、うまくできません。本格的な炒め物が作りたいときは鉄鍋が向いています。しかし、鉄は重い。大きい鉄鍋を買って重くて回せなかったという経験があります。使えば使うほど油なじみして使いやすくなるのも鉄鍋の特徴です。
 銅製のフライパンもあります。私は卵焼き用に銅製のフライパンを使っていますが、とにかく熱が伝わりやすいため、均一にきれいに焼き上げることができます。しかし、銅は衝撃に弱く、酸やアルカリにも弱いので、調理後はすぐに食材を取り出さないといけません。
 他にもステンレスやチタンなど、さまざまな種類があります。用途や、自分の料理スタイルによっても求める物は変わってきます。一日中料理をしている今の私は、鉄鍋にチャレンジして、使いやすくなっていく過程も楽しんでみようと思います。

岡村 麻純(おかむら ますみ)
1984年7月31日生まれ。お茶の水女子大学卒。大学で4年間食物科学を学び、食生活アドバイザーなどの資格を持つ。


ベランダでできるキッチンガーデン  ケール(アブラナ科アブラナ属)

 今では毎日のように目にする青汁のテレビコマーシャルは1990年ころから始まりました。それまで青汁は首都圏では東京・銀座や横浜・桜木町などの数少ないお店でしか飲むことができませんでした。
 健康食品として飲用される青汁の原料はケールです。ケールは欧州で紀元前から栽培されていました。ケールから花蕾(からい)を食べるブロッコリーやカリフラワー、茎を食べるコールラビ、脇芽を食べる芽キャベツなどが分化しました。耐暑性や耐寒性があり、とても強健な葉物野菜です。カロテンやビタミンCを多く含みます。長期間収穫できるので家庭菜園に適しています。日当たりの良いベランダなら簡単に栽培できます。春から秋まで随時種まきできます。
 深さ15cm以上のプランターに市販の培養土を入れます。株間20~25cmで、1カ所に4~5粒の点まきをします。発芽して双葉が開いたら、子葉の形が悪い物などを順次間引きして1本立てにします。追肥は1週間置きに1000倍の液肥を施します。朝方に水やりし、夕方に土の表面が乾く程度にします。
 和名が「緑葉甘藍」や「羽衣甘藍」というように、キャベツの仲間ですから、アオムシやヨトウムシなどの害虫が付くことがあります。生葉を利用するので、農薬は使用したくありません。毎日、葉の裏まで観察し、見つけ次第割り箸などでつまみ捕殺します。秋まき栽培は害虫の発生は少ないです。
 葉が10枚以上になったら、下の葉から順に摘み取り利用します。新鮮な葉をジューサーにかけて青汁にします。蜂蜜を入れて飲めば「まずいっ!」ということはありません。サラダや炒め物の具にすることもできます。  葉が大きく形も面白いので、観葉植物としても楽しめます。緑を見ていると心が落ち着きます。ケールを育てて、心と体の健康を増進させてください。

藤巻久志(ふじまきひさし)
種苗管理士、土壌医。種苗会社に勤務したキャリアを生かし、土づくりに関して幅広くアドバイスを行う。


あなたもチャレンジ! 家庭菜園 ダイコン 畑は小石を除き、よく耕す

 ダイコンのピリッとした辛味はイソチオシアネートで食欲を増進します。消化酵素のジアスターゼは胸焼け、胃もたれを解消してくれます。葉にはビタミンC、葉酸、カルシウムと食物繊維が豊富。家庭菜園では新鮮な葉も利用しましょう。
[品種]青首ダイコンが全盛で、「耐病総太り」(タキイ種苗)、「冬自慢」(サカタのタネ)は若取りから利用でき、太くなってもス入りしにくい品種です。煮物用には「大蔵大根」(サカタのタネ他)などもお薦めです。また、地方固有の品種を作るのも家庭菜園ならではの楽しみです。
[栽培時期]生育適温が20度前後なので、一般地での種まきの適期は9月、収穫期は11~12月となります。
[畑の準備]畑を深く耕して、土を細かく砕き、1平方m当たり苦土石灰100gを土とよく混ぜ、その後、化成肥料(N-P-K=10-10-10%)100gを施用します。根の下に障害物があると枝根や曲根のもとになるので堆肥は与えません。畝幅は70~80cmで、畝は排水が良く耕土の深い畑では平らにしますが、耕土の浅い畑は高畝を作ります(図1)。
[種まき]株間25~30cm、まき床にくぼみを付け、1カ所5~6粒まきます(図2)。
[間引き]1回目は本葉1~2枚のときに子葉が不整形な株、葉が重なる株を抜いて土寄せします。2回目は本葉4~5枚の頃しっかりした株を1本残します(株定め)(図3)。
[追肥・土寄せ]1回目は株定めの後に土寄せし、2回目は本葉10枚ぐらいのときにそれぞれ1平方m当たり化成肥料50gを畝の片側に施して土寄せします(図4)。
[病害虫の防除]小さいときの害虫の被害は甚大なので、初期防除に重点を置きます。アブラムシ、コナガなどには虫よけネットを被覆したり、土壌施用農薬「GFオルトラン粒剤」を種まき前に使用して予防します。
[収穫]青首ダイコンは首の太さが8cm、重さ1kg程度が適期です。若取りして、若い葉も利用しましょう(図5)。

※関東南部以西の平たん地を基準に記事を作成しています。
板木技術士事務所●板木利隆






バックナンバーへ戻る