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お役立ち情報コラム

ライフ(2019年11月)

健康百科 五十肩の3段階の経過と注意点

 「普段から何となく右肩がぎこちないと思っていましたが、ある晩急に痛みを感じ、その後痛みが取れません。医師に診てもらったら『五十肩』と言われましたが、どうすれば治るでしょうか」(52歳男性)。そんなお悩みを聞きました。
 五十肩は、特にきっかけがないのに肩が徐々に痛みだし、肩が動かしにくくなる病気です。40代、50代での発症が最も多いので、この名が付いています。
 肩関節は、全身の関節の中で最も大きく動く関節です。そのため、肩関節の周囲の組織には大きな負担がかかります。長年の負担が原因で、40~50代頃になって肩関節の周囲の組織に炎症が起こるのが、五十肩です。医学的には「肩関節周囲炎」と呼ばれています。
 五十肩は「急性期」「慢性期」「回復期」の3段階の経過をたどります。
 五十肩のなり始めの痛みの強い時期を急性期といいます。動かした瞬間に最も痛み、寝ているときなど安静時にも痛みます。ただし、腕や肩を動かすことはできます。期間は約1~2カ月間です。
 急性期には肩を無理に動かしたりせずに、安静を心掛けることが第一です。特別な治療をしなくても、多くはやがて治ります。しかし、痛みが特に強い場合や、電車などでつり革をつかめなかったり、衣服の着脱が困難になるなど、日常生活に支障を来している場合は、整形外科を受診しましょう。
 慢性期に入ると、痛みは減るものの肩関節を覆っている関節包が縮んで硬くなり、関節が動かしにくくなります。そこで少しずつ肩を動かしていき、無理のない範囲で関節の動く範囲を広げていきます。およそ5~6カ月間です。回復期に入ると、痛みはほとんどなくなります。しかし、肩関節の硬い状態は続きますので、回復期には積極的に肩を動かすことを続けましょう。

佐久総合病院名誉院長 松島松翠

お米で健康 節約するならしっかりご飯

 家計の消費支出の中で、住居代(家賃・地代)は変更できませんし、水道光熱費は切り詰めるにも限界があります。節約したい、貯金したいと思ったとき最初に目を向けられるのは「食費」ではないでしょうか。
 しかし、きちんと食べず体調を崩して病院代や薬代など無駄な出費が増えては意味がありません。また食事の量を減らし過ぎておなかがすいてしまい、間食に手を出してしまえば余計な出費がまた増えます。しっかりとバランスを取りつつ、きちんと節約をするならしっかりと「ご飯」を食べることをお勧めします。
 最近は糖質オフ・低炭水化物ダイエットなどでご飯を控え、おかずを多めに食べる人がいますが、おかずばかり食べると食費がかさみます。例えば、100g当たり、鶏もも肉は120円、豚ロース肉は260円くらいですが、ここから加熱して味付けするのに調味料代がかかり付け合わせなども添えます。しかし肉類100gだけでは、おなかは満たされません。それに比べて米1kgが500円の場合、炊いたご飯は1杯(150g)で34円。大盛り(200g)でもたったの45円です。米は水を入れて炊くだけなので、これ以外に費用もかかりません。
 コンビニエンスストアに行っても200円強あればおにぎりが2個購入できますが、200円強ではサラダ1個くらいしか買えません。サラダで栄養補給はできますが、おなかいっぱいにはなりません。
 もちろん、肉や魚などのタンパク質、野菜などでビタミン・ミネラルを補給することも大切ですが、大切なのはバランス。ベストな栄養バランスはご飯6:おかず4です。おかずばかり食べるのではなく、しっかりご飯を食べることで栄養バランスも整え、食費も抑えることができるのです。

管理栄養士・雑穀料理家 柴田真希

お天気カレンダー 冬将軍 VS サンタ

 本格的な冬はまだ先になりますが、年によっては12月から真冬のような寒気が流れ込み、各地に厳しい寒さや大雪をもたらすことがあります。強い寒気の影響で、厳しい寒さや大雪が何日か続くと「寒波」と呼ばれます。大気はまさに波のように動いていて、数日間寒気が流れ込んだと思えば、その後寒気が抜けて、数日間は暖気に覆われることもあります。
 クリスマスの時期にちょうど寒波に見舞われると「クリスマス寒波」と呼ばれます。年末に寒波が来れば「年末寒波」、正月に寒波が来れば「正月寒波」です。
 寒波は北極からの寒気の流れ込み、つまり冬将軍が日本までやって来ることでもたらされます。クリスマスには北極圏からサンタがトナカイと共にやって来ます。この冬は、冬将軍が街にやって来るのが早いか、サンタが街にやって来るのが早いか?

気象予報士(株式会社ハレックス)●檜山靖洋


キッチン防災術 刃物に慣れる

 本格的な冬が近づき、リンゴがおいしい季節となりました。果物の皮をむいて食べ、刃物の扱いに慣れるため、リンゴの皮むきゲームはいかがでしょう。皮をむく速さを競うのはとても危ないので、どれだけ長くむけるか、どれだけきれいに皮がむけるかを競います。
 刃物を持たない手でリンゴを持ち、親指以外の4本で反時計回りに回転させます。それと同時に刃物を持つ手は小指と薬指、中指で柄を握ります。むく方向の皮の上に親指を置き、親指を切らないように皮の下の方へと刃物を動かします。皮を長くむくには、なるべく細く、切れないように一定の幅で、一定の薄さでむく必要があります。意外と集中力と忍耐力が試される作業です。
 日常的に料理を作る人だけしか刃物を扱えないというのでは、いざというとき困ります。大人も子どもも刃物が扱えると安心です。リンゴに限らず、梨や柿などの果物の皮むきゲームで手先は器用になりますし、何より毎日おいしく練習できます。切った後はもちろん食べましょう。食べ物を扱うので刃物は包丁が一番のお薦めですが、防災グッズとして折りたたみナイフなどでも構いません。肥後守タイプからアーミーナイフまでさまざまな小さなかわいい刃物が出ています。よく切れる物を選びます。切れない刃物は余計な力が入り、大きなけがをしてしまいます。子どもが扱うときも、切れない方が危険なのです。危険だからと遠ざけていては、いつまでたっても危険なままです。
 たくさん皮をむいて、生で食べるには多過ぎるときは、砂糖を振り掛けて煮て、煮リンゴにしてしまいましょう。リンゴは六つに切って種を取り、さらに1cmの厚さに切ります。リンゴ1個に砂糖大さじ1を振り掛けて、フライパンで炒めます。リンゴがしんなりして、少し焦げて茶色になったら出来上がり。耐熱容器に入れて電子レンジでもできます。ジャムの代わりにもなります。

災害危機管理アドバイザー●和田隆昌

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