JAグリーン近江について

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とれさランドグリーン近江 安全安心の大地づくり

環境こだわり米づくり

環境こだわり農産物

お米を作る時に、農薬と化学肥料を通常の5割以下にするとともに、濁水の流出防止など、琵琶湖をはじめとする環境にやさしい技術を用い、滋賀県が環境こだわり農産物として認証したのが「環境こだわり米」です。
グリーン近江では、平成13年産から積極的に取り組んでいて、年々こだわり米の取り組み面積・取り組み者が増加しています。22年産米では、JAグリーン近江管内で約2,700haの取り組み面積となっています。
今後も環境に配慮した安全・安心な米づくりを進めるため、環境こだわり米の生産を積極的に拡大していきます。 ←環境こだわり米として県が認証したことをあらわすのが左の認証マークです。

環境こだわり米の基準

「琵琶湖・周辺環境への負荷削減技術」の実践内容
①水田からの濁水の流出を防止します。

・あぜ塗り、けい畔シートの利用、けい畔の補修等による漏水防止対策を行なう。
・田植え時期前後に尻水戸、けい畔からの漏水がないことを確認する。
・浅水代かき等により田植前(直播を含む)の強制落水を行なわない。

②周辺環境に配慮した農薬の使用をします。

・廃液の出ない種子消毒法の実施(温湯消毒、粉衣消毒等)または種子消毒の廃液を適正処理する。
・圃場への農薬散布後1週間程度の落水、漏水を防止する。
・液剤を使用する場合は、薬剤が残らないように調整する。やむを得ず残った場合は散布むらの調整等に利用する。
(※液剤を使用しない場合は実施したものとみなす)。

その他、選択して行なっている実践内容

○水田ハローの利用 ○局所施肥 ○除草剤を使用しない圃場周辺除草 ○緩効性肥料の施用 ○緩効性肥料の施用 等

環境と調和のとれた農業生産活動規範の実施内容

以下の全ての項目について実践します。
①土づくりの励行 ②水田からの農業濁水の流出防止 ③適切で効果的・効率的な施肥 ④効果的・効率的で適正な防除
⑤廃棄物の適正な処理・利用 ⑥エネルギーの節減 ⑦新たな知見・情報の収集 ⑧生産情報の保存

エコファーマー

エコファーマーは、「持続性の高い農業生産方式の導入の促進に関する法律」に基づき、土づくりを基本に化学肥料の低減および化学農薬の低減技術を導入し環境と調和した農業を実践するため、その導入計画について知事の認定を受けた農業者をいいます。
「化学合成農薬を減らす技術」、「土づくり技術」、「化学肥料をへらす技術」を、以下のそれぞれの要件にある技術の中から1つ以上導入する計画を作成します。
また、環境こだわり農産物に取り組む全ての農産物について、計画を作成しています。

エコファーマー選択技術要件

化学合成農薬を減らす技術
・温湯種子消毒 ・機械除草 ・除草用動物の利用 ・生物農薬の利用 ・マルチ栽培等
土づくり技術
・稲わらのすき込み ・たい肥等有機質資材施用 ・緑肥作物利用(レンゲのすき込み)  等
化学肥料を減らす技術
・肥効調節型肥料施用 ・局所施肥  ・有機質肥料施用   等

栽培のながれ
①土づくり

有機物や土壌改良資材を施して、健康で栄養分のある土を作ります

②種子消毒

種子は農薬を使わず、温湯で消毒します。

③育苗

農薬に頼ることなく、健苗育成に努めます。

④看板の設置

環境こだわり米に取り組むには、看板の設置が義務付けられています。

⑤田おこし・代掻き

作業の際、河川・琵琶湖に泥水を流しません。

⑥田植え

田植えの時も、濁水が流出しないようにします。

⑦施肥

化学肥料の使用を減らし、有機質肥料を使用します。

⑧防除

必要以上の農薬を抑え、病害虫の発生に基づいて防除します。

⑨稲刈り

適期刈り取りをして、品質の良いお米を目指します。

⑩乾燥・調製

栽培基準ごとに区分けして、乾燥・保管します。

JAグリーン近江 環境こだわり米取り組み団体

当JAでは、各地域ごとに環境こだわり米部会を設立し、地帯にあった品種・栽培方法でこだわり米の取り組みを進めています。
22年産米は25部会・団体が環境こだわり米に取り組んでいます!

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